加工・変性ワックス

 一旦出来上がったワックスを原料として化学的・物理的手段で加工もしくは変性し、使用目的に合致させたワックスがあります。
この中で生産量や流通量が多いものはa)酸化ワックス b)合成樹脂等をブレンドした配合ワックス c)モンタン蝋の変性物です。

a)酸化ワックス
 原料のワックスを薬品や空気中の酸素で酸化したものです。代表的なものは石油ワックスを酸化させた日本精蝋製のNPSシリーズやOXシリーズ、ポリエチレンワックスを酸化させた三井ハイワックス4052E等です。主な用途は乳化助剤、防錆剤、インキ添加剤等です。

b)配合ワックス
 殆どのワックスは機械的強度が小さく、利用上問題が生ずるケースがあります。この欠点を補う為、相溶性の良い合成樹脂(エチレン酢ビ共重合体、ポリエチレン、合成ロジン等)を適当量ブレンドし、欠点を補ったワックスが代表的なものです。わが国で広く流通しているのは日本精蝋製のPALVAXシリーズ、NEOPALAXシリーズです。

c)モンタン蝋の変性物
 世界的にHOECHST(ヘキスト)やBASFのシリーズが有名ですが、ここでは省略いたします。


ワックスの種類に戻る