6.農業


 農業分野においてもワックスがいろいろの分野で利用されています。

(1)肥料・農薬関連
肥料や農薬は水溶性のも のが多く、雨に流されやすいという欠点があります。そこで撥水性の強いワックスをこれらにコーテング又は添加することにより水に溶け出す速度を調節することができます。このことにより散布回数を減らすことが出来、流失による自然環境汚染を低減する他農作業の効率化が図れます。 これらの肥料や農薬は緩効性肥料もしくは農薬と呼ばれています。

(2)果実袋
 生育中の果実類(リンゴ、なし、ブドー、桃等)を害虫や病気から保護するいわゆる果実袋はワックス加工した紙で作られています。ワックス加工紙が「適度の通気性を有している」「風雨に耐える撥水性がある」という特徴を有しており、これを上手く利用したものです。
 詳細は果実袋の大手メーカー小林製袋産業鰍フホームページを参照して下さい。

(3)マルチ 
 最近、畑の雑草を防止するマルチにワックス紙を利用する試みが行われています。このワックス紙製のマルチは従来のプラスチック製のものと大きく異なり、生分解性を有しておりこの為撤去の必要がなく作業を軽減することができます。

(4)フルーツワックス
 果物、特にミカン、グレープフルーツ等は水分の蒸発を防ぎ、表面の光沢を出す為、ワックスをベースとしたコーテング材で表面を覆います。このコーテング材はフルーツワックスと呼ばれ普通エマルジョンです。ここでよく利用されるワックスはカルナバや石油ワックスですが、我が国の食品衛生法で食品添加物として認められているものでなければなりません。

こんなところにも