4.医薬品・化粧品・エステ商品

 医療品、化粧品の基材の一つとして古くから各種のワックスが使用されてい ます。

 ワックスは医療用として使用されています。軟膏の原料として使われる他、人体組織の顕微鏡検査の試料を作る時にも使われます。このワックスは包埋ワックスと云われ、採取した人体組織を脱水後、包埋ワックス中に沈め、充分含浸させ、その後ミクロトームで薄く切り取りプレパラ-ドに乗せ顕微鏡の試料とするものです。
 また化粧品にもよく使用されますが、その代表例としてはコールドクリーム、クレンジングクリームがあります。軟膏、化粧用 クリームのいずれもワックスは乳化して使われます。

 ワックスを乳化したものをワックスエマルジョンといいます。エマルジョン は互いに混ざり合わない液体(たいていの場合水と油)を乳化剤を介在させるこ とで分散させて作ります。エマルジョンには次の2種類があります。

Oil in Water(水中油型)エマルジョン

O/W型、水中に油が分散している。

Water in Oil(油中水型)エマルジョン

W/O型、油中に水が分散している。

 

 その他、口紅の原料にパラフィンワックスが含まれています。口紅は油と色材から作られます。油はその性状により組み合わせが異なりますが通常7〜1 0種類が配合されています。その代表的なものを次に示します。固形の口紅(最 近の口紅はこのタイプがほとんどですが)に各種植物蝋やパラフィンワックスが 使用されています。

 最近女性の間でブームとなっている”エステ”。エステティックサロンなど ではワックスを使ったパックが使われています。ワックスパックを施した身体部 分が暖まりワックスの保温作用でこれが持続されるので発汗を促し老廃物が体外 に排出される効果があるといわれています。



外観分類 代表的な成分
固形 キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ラノリン、セレシン、パラフィン
ペースト ワセリン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリブテン、コレステリンエステル
液状 流動パラフィン、スクワラン、グリセリンエステル


こんなところにも